ハロトレ2週間生

受講から2週間が経って

ハロートレーニングの序盤で行われたこと。

講義を受けだしてから2週間が過ぎました。この間に学んだことを少し整理したいと思います。
まず、ハロトレではプログラミング技術のみを学ぶ訳ではありません。ハロトレの前提に置かれているのは「能力開発によって受講者が職に就けること。」です。したがって、カリキュラムの中には就職活動に関する講義やキャリア相談等の日程が少なく無い時間用意されています。ですのでこの2週間はバリバリとコードを書くのではなく、オリエンテーションを含めながらゆっくりとプログラマになるための準備を始めることになりました。

ハロトレの独特な部分

ハロトレは厚生労働省が出している政策の一部である「公的職業訓練」です。私の受けている講座では、実際に講座を提供しているのは都道府県から委託を受けている民間の教育機関ですが、やはり相応のお役所感を感じることがあります。この項目では、ハロトレのその独自性のようなモノを感覚レベルで紹介していきたいと思います。

全員(講師含む)にwindowsが貸し出され、自前のPCで作業することは認められない

私は普段Macbookを使用しており、かれこれ8年ほどmacOSを利用しています。前職ではwindowsを使ってましたが、単純な入力作業程度しか行わなかったので特に不便に感じることはありませんでした。しかし、こと開発に使うとなると慣れない道具では小さな所で色々と使い辛さを感じてしまいます。特に文字入力に関して、カーソルの左1文字を消す(control+H)といったショートカットが効かないのが悩みです。タイプミスが多いのでホームポジションから殆ど指を動かさずに済むこのショートカットは相当の頻度で使っているのですが・・。エディタ側の設定でどうにかなるんですかね。カーソル移動なんかもよく使っているので早い内に解決させたい問題です。

エディタはサクラエディタ

決してサクラエディタが悪いと言っている訳ではありません。玄人の方からするとシンプルが故に最強なのかもしれません。ただ、他のエディタじゃなくサクラエディタなのがハロトレっぽいなと感じた点です。講師の方々は我々にドキュメントタイプ宣言から</html>まで手書きするように仰います。その内テストでちゃんと書けるか確認されるそうです。私は「せんげん」と入力したらガサッと数十行のコードに変換するようユーザー辞書に登録しているので、練習しておかないとミスしそうです。そういえばwindows のユーザー辞書はこの登録が出来ませんでした。どうも文字数がかなり制限されているようですね。
講義の序盤はそれなりの時間を割いて全員で一緒にエディタの設定などを行いました。

順番に日直が回ってくる。

受講生に出席番号のようなものは割り振られていませんが、五十音順に順番で日直を回しています。この日直が何をするかというと

  • 号令をかける
  • 朝一番の始業前にスピーチを行う
  • 終業後に教室の清掃をする

の、3点です。

まず、号令について。号令は午前、午後の講座のそれぞれ最初と最後に号令がかけられます。平凡な「起立、礼、<お願いします。全員>着席。」です。挨拶は大事ですね。

朝のスピーチは一応のテーマが決められています。「プログラミングに関係する技術の話」など、勉強に関するもの。もしくは「就職活動に関する話」です。このスピーチには面接対策という側面があるようで、人前で話すことに慣れる為、面接で使えるエピソードをストックする為にこのような機会が与えられています。

清掃に関しては言うまでもありません。教室はみんなが気持ちよく使える空間にしましょう。

このように、ハロトレでは社会人としての意識を持つように幾らかの決まりが定められていたり、もしかしたら民間のプログラミングスクールとは少し違うかもしれない点があります。

HTML5,CSS3,JavaScript

オリエンテーションやエディタの設定が終わると、HTMLの基本的な書き方について学んでいきます。ドキュメント型の宣言に始まり、基本的なタグの使い方、可読性を上げるインデントの意味などを教わっていきます。一定HTMLを書くと並行してCSSについても説明を受けていきます。コードを書く際は講師の方がプロジェクターで前に画面を映し出し、それに倣って受講生が入力していく形です。ひとつひとつ確認しながら進めていってくれますし、うまくいっていない人は先生がコードを見てくれるので取り残される心配はなさそうです。護送船団方式ですね。

講義は言語によって講師が変わります。HTML,CSS,PHP担当の人は、元々この講座の卒業生とのことです。年齢は自分より少し上ぐらいですが、どうやら卒業後に仲間たちと一緒にWEB制作会社を立ち上げたそう。憧れてしまいますねぇ。人のサクセスストーリーを聞くと気合が入ります。

講師の方たちは今やっていることが実際の制作現場でどう言う風に使われているかや、今の主流になっている書き方なども絡めて話をしてくれるので興味深く参考になります。その中でも自分にしっかり言い聞かせたいのが、実際にコーディングを始める前に、サイトマップやワイヤフレームを作っておきましょう。最初にイメージができていないと、作成途中でいろいろと手直ししなければならなくなり余計な工程が発生します。という話。これは本当にそうですね。私はよくエディタのライブプレビューを接続しながら「ここはこうしてみよう。こんなのもいいかも!」と、無計画に行き当たりばったりなコーディングをして、後々見直した時に「修正めんどくさー。」となったことが何度もあります。「HTMLでしっかりマークアップしてからCSSをあてる。」って言われても、マークアップしてるそばから「これはこの色でこう配置して・・。」と考えてしまうので、すぐにCSSと行ったり来たりになってしまいます。まぁ、こんなミーハーな楽しみ方できるのは最初だけでしょう。その内、光りの無い瞳でもって無表情にコードを眺めることになるのでしょうか・・。
あと、パスの通し方で初耳だったのは「なぜ相対パスを使うのか。」ってこと。参考書がそうだからなんとなく相対パスを使っていましたが、絶対パスで指定することの問題とは? 絶対パスの弱みは、その場所から動かすと途端に読み込めなくなること。例えばファイルの入ったフォルダをデスクトップに持ってきたりするとその時点で読み込めなくなってしまいます。かなり上層に入るようなファイルでない限り、フォルダごと移動させることなんてのは普通にすることだと思います。これが相対パスなら、フォルダの中の関係性が変わっていなければ、フォルダが移動してもパスを修正する必要がありません。意識してなかったけど、確かにその通りですね。聞くと当たり前だけど、いきなり「どうしてそうなってるのか?」と聞かれたら答えられなかったかも。
JavaScriptに関しては現時点では余り進んでいません。HTML,CSSと並行してJavaScriptの講義も行われるのですが、ある程度HTML,CSSが進まないとJavaScriptが教え辛いので、進行を待ちながらITパスポートや基本情報技術者といった資格の話や、IT関連の専門用語などを教わります。しばしば脱線しつつ話してくれる、技術やハードの歴史的な変遷であったり周辺的な知識も教わります。
結局JavaScriptはconsole.log, alert, promptでダイアログを出すところまでとなりました。

感想

独学ならもっと早く進むと思う

私はこのハロトレの前から独学していた期間があるので、現時点のほとんどは知っていることの復習となってしまいました。そもそも、ゼロから学び始める人を想定しているのでそこに合わせて講義が進められるのは当然でしょう。ですが、かなり初歩的な「ctr+cでコピーできます。」といった説明があるとつい「パソコン教室かな?」と思ってしまいます。自分の悪いところだ。態度に出ないように気をつけよう。
結論として、講義は全員で一緒に進むのでどうしてもペースが上がらない為、独学の方が学習は早く進むと思います。もちろん、回り道で参考書に書かれていない話も聞けているので単純な比較にはなりませんが、ある程度できる人なら同じ時間独学したらもっと先のレベルに取り組んでいることでしょう。実際、思ったよりも結構ゆっくり進むので「ほんとにこんなペースでやっていて、就職できるレベルまで成長できるのかな〜。」とも感じてしまいます。ですがまだ始まったばかり。今は抑えるところはしっかり抑えなきゃダメだから時間をかける必要があるけど、技術的には簡単だから学習は進むというフェーズかと思います。基本が終われば今後は加速的に進んでいくことなるでしょう。予習復習を欠かさず、クラスで頭一つ抜けることを目標に頑張りたいと思います。

最後に

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。もし、言葉の使い方等、間違いがあればご指摘いただければ幸いです。

次回はまた講義の進捗について記事を作成していきます。